賃貸物件に入居するためには入居審査というものを通過しなければなりません。

なぜ入居審査が通りにくいのか

この入居審査が水商売をしている人には壁となってしまうこともあり、審査に通らないという事例も実際あるので、なぜ通らないのかということを見ていきましょう。

大家さんや不動産会社が入居審査をする際になにを審査基準としているかを考えていけば、水商売の人が審査で引っ掛かってしまう理由が見えてきます。
収入面において、審査する側としては安定した収入、出来るなら家賃を支払える能力以上の、余裕ある安定収入の人に入居してもらいたいと思うわけです。
とにかく家賃滞納を一番避けたいわけです。損益しか生み出しませんし、滞納されたまま長居されようものなら不利益しかありません。

実際過去に水商売の人を迎え入れてそういう目にあってしまい、懲りてしまっている大家さんがいたり、経験から警戒している不動産会社もあったりと、一部では水商売の人に対して厳しい審査をする場合もあって、審査に通らないということもあります。

生活サイクルの違い

生活サイクルの違いも審査に引っ掛かる場合があります。
審査する側は出来るなら物音を立てない人、隣近所との騒音トラブルなどを起こさない人、つまり社会人などで昼間は家を出ていたり、夜は遅くまで起きていないで寝てしまうという人を好む傾向があるわけです。
水商売の人は夜に働く人も多く、日付が変わってから帰ってくるとか、夜中に洗濯機をまわしたり掃除をする、夜中に歩き回ったり大きな物音を立てるという可能性が高まってしまうため、そこの部分を理由に審査を通さないという場合もあります。

この部分でも過去に深夜の騒音トラブルなどで隣近所から苦情があったという大家さんや不動産会社は警戒を強めている場合があります。
極端な話ですが、水商売に対して風当たりが強い地域は都会より田舎です。
水商売の人と接する機会も少なく、警戒が強いためです。

逆に、水商売で働く人が多い地域、歓楽街がある都会では経験豊富だったり、しっかり家賃を支払ってくれてトラブルも起こさなかった水商売の人を多く見ているため、水商売と聞いても警戒が薄かったり、審査も通りやすい場合が多いです。

審査では好印象を抱いてもらう

大家さんや不動産会社の審査基準は一定ではないですし、田舎でも審査を通過することもあれば都会でもイメージが先行していたり、過去の経験などから審査を通過させないという場合もあります。

水商売をしている側としては避けては通れない理由が引っ掛かる場合もありますが、入居審査の際は出来るだけ真面目であり、迷惑をかけない存在であることをアピールしていきましょう。

大家さんや不動産会社の人と会う場合はおとなしめの服を着るとか、礼儀をもって接するということをしていけば、相手は必ず好印象をもってくれるはずです。